世界有数のハブ空港として有名なシンガポールのチャンギ国際空港。そのチャンギ国際空港に今年2019年4月に空港隣接の大型複合施設JEWEL CHANGI AIRPORT(ジュエル・チャンギ・エアポート)がオープンしました。
JEWELは飲食店、衣類・雑貨などの小売店 、ガーデン、アトラクション、ホテルなどが終結した複合施設。シンガポールのローカルショップ以外に、Appleショップ、NIKE、COACH、シェイクシャックなどのアメリカ系、ユニクロ、無印良品、ポケモンセンターなどの日系のお店も入っています。
そして、何と言ってもJEWELの目玉は滝。詳細は後述しますがこの滝がすごい!
また、施設内をモノレールが走るなど近未来的な雰囲気が醸し出されており、映画ジュラシックワールドに出てきたテーマパークを彷彿させるような風景でテンションがあがります。歩いているだけでワクワク、楽しい気持ちにさせてくれます♡
2019年8月に訪れたので、その際に感じた印象、おすすめグルメ、基本情報などを紹介していきたいと思います。
もくじ
JEWELの場所 / 営業時間は?
JEWELはチャンギ空港のターミナル1のすぐ側にあります。
ターミナル1の到着ホールに直結しており、ターミナル2、ターミナル3とは歩行者専用の通路でつながっています。つながっているというとすぐ近くのように感じられるかもしれませんが、10分ほどかかるので、JEWELからターミナル2、ターミナル3 へ移動して飛行機に乗られる場合には、時間には注意ください。
参考 JEWELの場所・営業時間JEWEL公式サイトJEWEL全体としては年中無休の24時間営業ですが、衣類・雑貨などの小売店の多くは午前10時オープン、午後10時クローズ。飲食店も午前10時オープン、午後10時クローズのお店が多いですが、一部の飲食店は朝7時や8時などからオープン、そして夜中の2時や3時まで開いていますし、スターバックスなど24時間営業のお店もあります。
JEWELにある屋内世界最大の滝(HSBC Rain Vortex)
JEWELのシンボルと言えばこの巨大な滝。
高さ40mで、屋内の滝としては世界最大です!
JEWELの天井から地下2階まで水が降り注がれており、間近で見ると、あまりの壮大さに驚きます。こんな規模のモノを屋内に作ってしまうなんて驚きです。
水の勢いがすごく、1階で滝の側に行くと水しぶきが飛んできて、気持ちイイです。
そして、写真を見て頂くとわかるとおり、滝はたくさんの木々に囲まれた環境にあります。これら木々は、資生堂がスポンサーとなっている庭園SHISEIDO FOREST VALLEYの一部です。滝は香港の銀行HSBCがスポンサーとなっており、HSBC Rain Vortexという名前が付いています。滝はSHISEIDO FOREST VALLEYの中心にあります。
庭園SHISEIDO FOREST VALLEYも壮大で、資生堂のプレスリリースによると、植えられている木の本数はなんと60,000本超え!
施設内容:
・4階分の吹き抜け空間に設置した約2万2,000平方メートルの屋内庭園
・900本を超える高木やヤシの木と、約60,000本の低木で構成
資生堂プレスリリース
1階にはWalking Trailsと呼ばれる散策道&休憩スペースがあり、座って滝を眺めることもできます。エアコンが効いていて涼しく快適なのに、まるで屋外にいるかのような気分になれる素敵な場所です。
地下1階で滝を見るとこんな感じ。
そして、地下2階で見るとこんな感じ。
地下2階では滝に手を触れることができそうな距離まで滝に近付けるんですが、実は地下1階部分からは滝が透明の筒で包まれているので、近付いても水に触れることはできません。
天井近くに掛かっている透明の橋はCanopy Bridgeと呼ばれる有料のアトラクション。わたしは今回は時間がなく行きませんでしたが、お値段は以下となっています。
Standard Rate
Adult/Child/Senior – SGD 8
Singapore Residents
Adult/Child/Senior – SGD 7.20
JEWEL公式サイト
2019年現在、1シンガポールドルは約80円ですので、640円程になります。橋を渡るだけで640円というのは少々お高く感じますが、安いと混み合ってしまうかもしれないので、このくらいの価格設定が良いのかもですね。
また、滝の営業時間は以下のとおりです。
OPENING HOURS
JEWEL公式サイト
Open daily: 9am to 11.30pm
Light & Sound Showtimes:
7.30pm – 11.30pm daily, at hourly intervals
午後7時30分から11時30分には光と音のショーが開催されています。今回はお昼に訪問したので、次回はこの夜の時間帯に訪れてショーを見たいと思います。
JEWELでのおススメお手軽グルメ
JEWELにはたくさんの飲食店があり、チリクラブで有名なJUMBO SEAFOOD、肉骨茶で有名なソンファ・バクテーなどもJEWELに出店していますが、時間があまりないときや気軽に食事を済ませたいときにおススメしたいのが地下2階です。
地下2階にはお手軽な感じの飲食店が集まり、イートインスペースが用意されたエリアがあります。
事前にネットで調べ、食べたい!と思っていたものが2つありまして、実際に行ってきました。リピートしたい♡と思えるお店だったので、ぜひ紹介させてください。
人気揚げ物チェーン 老曽記(Old Chang Kee)
まず1店目は、Old Chang Kee(オールドチャンキー)。シンガポールで70店舗以上、そしてインドネシアやマレーシアなど海外にも進出している人気の揚げ物チェーン店です。
2シンガポールドル前後(150円前後)の商品が中心で、一番人気&有名なのがCurry’Oという名前のカリーパフ。上の写真の左側にあるのがそのCurry’Oです。
パイ生地のような皮で、ジャガイモ、鶏肉、玉ねぎなどが入ったカレーペーストが包まれ、揚げられています。具はたっぷり、生地はサクサク。お腹が空いたときのおやつにぴったりな感じです。写真だとわかりにくいですが、サイズはそこそこ大きくて、この1個でも結構な満足感を得られます。
そして、もうひとつ注文したのエビフライ&チキンナゲットのセット。エビフライは、普通のエビフライではなく、恐らくジャガイモを糸状にしたものでエビを巻いて揚げられています。こんなの初めて食べるので、それだけでワクワクしました。お味も美味しかったです。
チキンナゲットも3つ入っているんですが、底にあって、写真だと見えないですね。チキンナゲットはまあ普通の可もなく不可もなくなチキンナゲットです。
その他、魚のすり身の串揚げ、ゲソの串揚げ、揚げ餃子、チキンの手羽先揚げなど10種類以上の揚げ物が並んでいます。
おやつに向いているのはもちろんのこと、お酒にもかなりあいそうなので、今度シンガポールに宿泊する際には持ち帰りにしてホテルでお酒と一緒に食べたいなと思います。
豆花、タピオカ等の台湾スイーツを楽しめる九鮮(NINE FRESH)
2店目は九鮮(ナインフレッシュ)。台湾スイーツのお店で、ホームぺージによるとシンガポール国内に17店舗展開しています。
九鮮では下の写真のようなスイーツを味わえます。豆花(トウファ)やゼリーでの上に芋圓 (タロボール)やタピオカ、豆などをトッピングして頂くスイーツです。
ベースは豆花(トウファ)、仙草ゼリー(グラスゼリー)、愛玉子(アイユーゼリー)の3種類から選ぶことができ、ミックスも可能です。ベース、トッピングを自分で選んでオリジナルの注文をすることも、お店がおすすめする組み合わせ(メニューは18種類)から選ぶこともできます。
わたしは最近日本でも人気が出始めている「豆花」と日本ではあまり食べる機会のない「仙草ゼリー 」に興味があったので、メニューの14番YIN-YANG CUPを頂きました。
YIN-YANG CUP
With bean curd, grass jelly, grape pearl jelly, passion fruit pearl jelly, green bean and taro balls 2.90SGD
九鮮公式サイト
ベースが豆花(トウファ)と仙草ゼリー(グラスゼリー)のミックスで、トッピングがグレープパールゼリー、パッションフルーツパールゼリー、緑豆、芋圓(タロボール)です。
- 豆花(トウファ)
豆乳を原料とした柔らかいゼリーで、まろやかな味わい - 仙草ゼリー(グラスゼリー)
仙草というシソ科植物を原料としたゼリーで、少し苦みがある - 芋圓(タロボール)
里芋を原料とした台湾伝統のお菓子で、食感がモチモチ
仙草ゼリーは真っ黒で、少し苦みがあるけど、イヤな苦みではなく、なんだか身体に良いものを食べてる気がして嬉しい。また、芋圓とパールゼリーには甘味があるので、一緒に食べるとちょうどほど良い甘さになります。
結構大きいカップに入っていて、大満足なボリューム。250円程なのでお得感があります。
今回訪問したOld Chang Keeと九鮮はユーチューバーのジブリおじさんという方がYouTubeで紹介されていて、その動画を見て知りました。ジブリおじさんがあまりにも美味しそうに食べておられたんです!行くきっかけを下さったジブリおじさんに感謝です。
↓この動画です。
JEWEL訪問の感想
- 滝がスゴイので、滝を見に行くだけでも訪問の価値あり。
- 空港のすぐ側にあるので、トランジットや飛行機に乗る前の空き時間での訪問が可能。時間を効率的に使えて嬉しい。
- チリクラブ、肉骨茶、カヤトーストなど、シンガポールを代表するグルメを出国直前まで、または入国直後に味わうことができる。空港から移動しなくて良いのはラクでありがたい。
以上、JEWELの紹介でした。訪問を検討されている方、計画されている方などの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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